【ゲーム】雰囲気抜群のメトロイドヴァニア死にゲー エンダーリリィズ(ENDER LILIES)をクリアしたよ(レビュー)
■エンダーリリィズ(ENDER LILIES)とは
BINARY HAZE INTERACTIVEから発売されている探索型2DアクションRPG。
俗にいうメトロイドヴァニア。
そして死にゲーに属すると思われる。
対応機種はNintendo Switch、PS4、steam、X BOX。
クリアまでの時間は20時間くらい?(セーブデータだと60時間くらいになってたけど、んなわけはない)
生き物を凶暴な不死者「穢者(けもの)」へと変貌させる「死の雨」。
それが降り続く「果ての国」の教会で少女リリィは目を覚ます。
彼女は記憶を失っていた。
そこに謎の黒騎士が現れ、リリィには穢者を浄化する能力があることを教える。
その能力を使い、2人は協力して荒廃した王国の謎を探る旅を始めた。
■倒したボスから得る攻撃スキルと探索アクションを駆使して「果ての国」を進む
上記でも述べているように、ジャンルは探索型2DアクションRPG(メトロイドヴァニア)となる。
最初は行けない場所も、道中で得る探索アクションによって通行が可能になる。
二段ジャンプができるようになったり、壁のぼりができるようになったりetc...
この探索アクションはボスを倒すことで覚えることができる。
また、ボスからは攻撃スキルもゲットできる。(攻撃スキルを使用するボスの召喚が可能になるというのが正確かな?)
攻撃スキルは遠隔攻撃をするものだったり、ガード無効のガスを発生させるものだったり、召喚するものだったり。
これによって攻撃の幅が広がる。
道中はこれらの攻撃スキルのうち3つ、それを2セットの計6個のスキルを選択して探索を行う。
■一応死にゲーといわれる難易度
ただ、死にゲーと言っても難易度はそこまで高くないんじゃないかと思う。
死にゲーといえば先日エルデンリングを発売したフロムソフトウェアが有名であるが、そこのいわゆる"フロムゲー"と比べたら簡単なんじゃないかな?
動画をちょろっと見ただけでやったことがないから比較も出来ないけど・・・
エンダーリリィズは道中も死亡率が高いし、ボスも何回も死ぬけど心が折れるほどではない。
穢者がどんな攻撃をしてくるのか覚えれば十分対応ができる。
その程よい難易度が達成感を与えてくれて気持ちのいいアクションゲームを味合わせてくれる。
ロックマンをもうちょっと難しくしたような感じかな?
アクションが苦手な自分でもかなり楽しめた。
■一番の醍醐味は世界観!重苦しい雰囲気!
本作を販売しているBINARY HAZE INTERACTIVEが公式ページで「日本から世界に向けて世界観や雰囲気を重視したオリジナルタイトルだけを発信するゲームパブリッシャー」と銘打っている通り、世界観・雰囲気はすごく良い。
人々が穢者になり、突然に社会機能を失い荒廃した村やお城。
薄気味悪く、じっとりした湿度と重い空気の漂う地下空間。
まるで体内かのような、あまり居心地良くない禁じられた地。
全体的に重苦しく、言ってみれば灰色であるこの世界がキャンバスの下地になっていて、可憐で脆い少女リリィが世界とは対照的な小さな光のように描かれる。
これらがお互いを引き立て合って本作の雰囲気が完成する。
あとは登場人物のストーリーとその展開も素晴らしい。
穢者となったボスを浄化した時に、その者の過去が語られることで物語が進んでいく。
その者が穢者となったきっかけ、リリィとの関係性など一つ一つ明るみになっていくことで物語にのめり込ませていく。
■まとめ
自分がメトロイドヴァニアを初めて遊んだのは20年ほど前、悪魔城ドラキュラX月下の夜想曲だった。
道中見かけた行けない場所をアビリティをゲットすることで行けるようになったり、不気味なモンスターや巨大なボスとの戦闘にテンションが上がったりと、本当に冒険を楽しんでいた。
武器に縛りを設けて何周もしたり、レアアイテム集めをしたり、そういう楽しみ方もできた。
ただ、それが楽しすぎたせいか、それ以降メトロイドヴァニアをそこまでちゃんと遊ぶことはなかった。
ちょろっとやってみてもいまいちのめりこめないことが続いた。
そして2021年にエンダーリリィズが発売。
twitterでも周りがみんな買いだして、自分も画像を見てすごく引き込まれたため購入。
(途中遊んでいない期間があったのは内緒だけど・・・w)
アクションゲームが苦手な自分を完走までさせてくれた。
これはやっぱり世界観と、程よい難易度のおかげだと思っている。
是非多くの方にこの雰囲気を味わってもらいたいと思う一作だった。
Binary Haze Interactive
今後注目だし、応援していきたいと思いました。